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2016年7月7日木曜日

水彩一筆画で描く絵手紙 【長刀鉾とヒオウギ】 京都の風物詩 祇園祭

 
 
京都のお祭りといえば、夏の祇園祭。
 
この時期、四条界隈に行くと雑踏に混じって「コンチキチン」と、お囃子の練習が聞こえてきます。
 
毎年「くじ取り式」で山鉾巡行の順番を決めるのですが、「くじ取らず」と呼ばれる順番の決まった山と鉾があり、絵にある長刀鉾(なぎなたほこ)は、そのひとつで先頭を行きます。
 
そして、この花の名前は緋扇または檜扇(ヒオウギ)といって、葉が扇の形をしているところから名前が付いたアヤメ科の花です。
 
ヒオウギは、古代、悪霊退散に用いられたことから、疫病の流行から悪霊の怒りを鎮める為に始められた祇園祭の祭花として用いられ、今でもこの時期には京都のあちこちに飾られています。
 
今日の絵は、半紙などの薄い紙に書いた絵をちぎって葉書に貼り付けました。
 
絵の周りを薄い青でぐるっと濡らし、ちぎり、しっかり乾かした後のりで貼り付けます。
 

2016年6月27日月曜日

水彩一筆画で描く絵はがき【ツキヌキニンドウ】 ミツバチもプーさんも大好きなのか?



突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)という名前は、花に近い葉っぱ同士がくっ付き、その葉を茎が貫いているような特徴のある姿から突抜、冬を耐え忍んで越す事からきた忍冬という中国名からきたようです。

和名はスイカズラ。

花の付け根にある甘い蜜を吸ったことから。吸い蔓(かずら)と言うようです。

ちなみに、欧米ではハニーサックルという名前で、hunig(ミツバチ)とsucan(吸う、吸い込む)から来ているようです。

そんなに甘いのでしょうか?見つけたら思わず摘んで確かめてしまいそうです…。

今回の絵を描くコツとしては、くっ付いた葉っぱを8の字を寝かせたように一筆で描きます。

葉脈は乾いてから描き入れましょう。

花のほうは、付け根からでも先からでも描き易い方向で一筆書き。

乾かないうちに花の先端を加筆するようにしましょう。

2016年4月5日火曜日

一筆絵手紙 【サクラ】


 
 
更新を怠り、気が付けば、また春になってしまいました…。
 
今年の桜は、暖冬のせいもあってか、みごとに咲き乱れていますね。
 
桜といえば、西行法師の有名な歌があります。
 
 「願わくば 花の元にて春死なん その如月の 望月の頃」
 
如月といえば2月、望月とは満月つまり15日。それはお釈迦様の命日でもあります。
 
現在使われている太陽暦で言うと3月末~4月初の頃だそうです。
 
桜を熱愛した西行の、出家の身でもあったがゆえの願いでしたが、驚くことに願ったとおり2月16日に没したのです。
 
絵の桜はソメイヨシノ。
 
江戸時代に作られた品種なので歌の桜とは違いますが、ちょっとはかな気に描いてみました。
 
花弁を淡く見せるよう 丁寧に、何層かに分けて彩色しましょう。
 
枝は一筆で。紙の色を活かして透明感を出すのがポイントです。


2015年3月19日木曜日

一筆絵手紙 【ミモザ】

 
 
綺麗な黄色い花を付けるミモザ。
 
カクテルやサラダなどの名称としても使われるとても身近な花です。
 
ミモザは、本来オジギソウ属の植物なのだそうですが、誤ってアカシア属の花をミモザと呼び、それが一般的になったそうです。
 
今回の絵は、本画仙紙というニジミの出やすい紙を使いました。
 
水の含みのよい筆で、筆先をトントンと紙に置くようにして、ふわふわの花 一つ一つを、ニジミで表現するように描きます。

2015年1月24日土曜日

水彩一筆画で描く絵はがき 【福寿草】 ハイテクな花ですね。




 元日草(がんじつそう)や、朔日草(ついたちそう)などとも呼ばれる福寿草は、旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、新年を祝う花として、知られています。

 3~4cmの黄色い花は、包に包まれた短い茎の上に咲くのですが、この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引していると言われています。

 太陽光に応じて開閉するので日が陰ると花を閉じるのだそう。。

 冬の終り、雪の中から顔を出す福寿草は雪割草と呼ばれることもあり、福寿草といえば雪景色を思い出す方も多いのでは。

 初春の澄んだ空の下、真っ白な雪の中に咲く福寿草は、黄金色に輝いているように見えます。

 
 今回の絵は、背景は何も描かず雪に見立て、幾重もある花びらを一まとめにし、光を表現してみました。
 
 渋い色の葉と茎の部分に、墨を足し更に渋くすることで、黄色の鮮やかさを引き立たせましょう。

2014年10月6日月曜日

水彩一筆画で描く絵手紙 【リンドウ】



秋の花、竜胆(りんどう) の名前の由来は、この花の球根が竜の胆ほど苦いと言われていることからついたとか。

世界中広く分布し、日本でも自生種が多いそうです。

ラピスラズリのような深い青が印象的なリンドウですが、今回は、花の濃淡が美しい薄色の品種を描きます。

花から描いていきますが、花段が一本の茎から外れないように茎を薄く下書きしておきます。

あくまでも目印程度に、黄草色などを薄くして一本線を入れておく程度で十分です。

 花→葉→茎、の順に描いていきます。

葉の濃いところは、暗くならないよう群青色で緑を強め、花を引き立たせます。

二度描きしないよう、加筆や訂正を我慢して最後まで一気に進めるのがポイント。


2014年9月22日月曜日

水彩一筆画で描く絵はがき 【ハギ】 秋の七草のひとつです。



秋の七草のひとつ「萩」を描きました。

「萩」と呼んでいますがいますが、厳密には「山萩」という種類です。

万葉集で最も多く詠まれている萩の花、特に好まれたのは鹿との取り合せ。

平安以来、美術・工芸の世界でも、秋のデザインといえば鹿と萩が多いですね。

花札も、萩に・・・イノシシでしたか。


描き方のコツとしては、色の濃淡を利用して葉の遠近感を出します。

写真のピント合わせる感じです。

中心の枝にピントを合わせ周りは薄めに描くことがコツです。

それと、花びら一つ一つを少し離して描くことで風になびく花の軽やかさを表現しましょう。


じつは、ブログのタイトル画にしている「七草天子」も秋の七草なのです。

一人だけ女の子がいますが、彼女が萩の精です。



2014年9月21日日曜日

水彩一筆画法で描く絵はがき 「ムラサキシキブ」

 
平安時代の女流歌人であり源氏物語の作者「紫式部」が名前の由来の秋の花。

と言っても、花ではなく見てのとおり実なのですが・・。

開花時期は6~7月。淡い紫の小さな花が咲き、秋口に実となります。

文章を添えるのに上部に余白が多く入っています。

文章が入らない場合は、もう少し上に描き、更に一枝加えるとバランスが良いでしょう。

2014年8月31日日曜日

水彩一筆画法で描く絵ハガキ 【ノウゼンカズラ】 したたかな女性のように



八月最後の日、今日は珊瑚色した蔓性の花「ノウゼンカズラ(凌霄葛)」を描きます。

一日花ですが、開花時期は6月から9月と長い間咲いています。

和名の凌霄(のうぜん)は「空をしのぐ」という意で、ツルが空高くのぼることからだと言われます。

それに比べ、英名のトランペットフラワーはなんと単純明快でしょう。

花言葉は、女性、栄光、名誉、華ある人生 等、とても女性的です。

高い木を捕まえたノウゼンカズラほど空高くのぼって咲き誇れるという・・まるで玉の輿に乗った女性を連想します。

花片部分は4つのパートに分けて描き、1つにまとまるように描きます。

筆にたっぷり水を含ませて手早く描くのがポイントです。


 

2014年8月28日木曜日

水彩一筆画法で描く絵ハガキ【酔芙蓉】 酔えば酔うほど・・・

 
アトリエの周りは今芙蓉がいっぱい、咲いたときの色としぼむ前の色が違うのが素敵な一日花。
 
まるでお酒を飲んで顔が赤くなっていく知り合いのおじさんを思い出します。
 
真っ白な花からピンクになっていく花、その名も酔芙蓉(すいふよう)
 
夏から秋の間、毎日次の花が咲き、長い間楽しませてくれます。
 
この絵は、繊維が残った麻紙を使っていて風合いが芙蓉の花の質感に良く合います。
 
文を添えるのに上部に余白をとっています。
 

2014年8月23日土曜日

水彩一筆画法で描く絵手紙 【ヘクソカズラ】 なんでこんな名前?


何でこんな名前が付いたのでしょう・・屁糞葛。

学名までも【汚物】とは・・・。

人間のエゴなのでしょうか?思い込みなのでしょうか?

実際嗅いでみてもまったく臭くありませんし、子供の頃はおでこやほっぺにくっつけて遊んでいました。

花の内側は細かい毛に覆われていて良くひっつくのです。

一筆画手紙の場合は、文字が映えるよう、葉の色を少し淡めにして描きます。

2014年8月22日金曜日

水彩一筆画法で描く絵ハガキ 【テッセン】 夏の花といえば・・・


夏の花といえば向日葵や朝顔が代表的ですが、テッセンの涼しげな紫色の花が、私にとっては夏を感じさせるのです。

今回の教室は、この花をモチーフにしてみました。

テッセンは文字通り鉄線のように硬いつるがその名の由来らしい。

細い茎が特徴のテッセン、余白のバランスで涼しさを表現しましょう。

支えの棒の位置を最初に決めると描きやすいですよ。