元日草(がんじつそう)や、朔日草(ついたちそう)などとも呼ばれる福寿草は、旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、新年を祝う花として、知られています。
3~4cmの黄色い花は、包に包まれた短い茎の上に咲くのですが、この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引していると言われています。
太陽光に応じて開閉するので日が陰ると花を閉じるのだそう。。
冬の終り、雪の中から顔を出す福寿草は雪割草と呼ばれることもあり、福寿草といえば雪景色を思い出す方も多いのでは。
初春の澄んだ空の下、真っ白な雪の中に咲く福寿草は、黄金色に輝いているように見えます。
今回の絵は、背景は何も描かず雪に見立て、幾重もある花びらを一まとめにし、光を表現してみました。
渋い色の葉と茎の部分に、墨を足し更に渋くすることで、黄色の鮮やかさを引き立たせましょう。
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