水彩画 【イチジク】

 

無花果と書いてイチジク。

 

花が咲かないのに実がなることからこの字を当てたそうですが、実は、この実自体が花なのだそうです。

 

イチジクを割ると中に薄いピンクのぶつぶつが無数にありますが、あれが花なのです。びっくりですね。

 

イチジクの歴史は古く、古代エジプトの壁画や聖書にも登場します。

 

また、アダムとイブの裸を隠している葉っぱはイチジクですね。

 

アダムとイブの禁断の木の実は、リンゴという説が強いですが、イチジクという説も。

 

イタリア・ルネサンスの時期にはリンゴの代わりにイチジクが描かれたこともあり、イチジクを禁断の果実として描いた作品で有名なものには、ミケランジェロ・ブオナローティのシスティーナ礼拝堂の天井画があります。

 

今日の絵は水彩画。

 

絵の具は一筆絵と同じ固形絵の具の顔彩を使い水彩用紙に描きました。

 

何度も絵の具を重ねず、手早く描きましょう。

 

明暗をはっきり描き分けるのが立体感を出すポイントです。