2017年10月13日金曜日

水彩一筆画で描く絵手紙『ナナカマド』 神社に狩りに行ってみよう


紅葉といえば真っ赤に色づくモミジが代表ですが、ナナカマドの赤もとても美しいですね。

実も葉も赤くなるナナカマドは、、竈(かまど)に七回入れても燃えきらず残ることからこの名前になったとされているようです。

その燃えにくい性質から、火災や落雷よけの木ともされ、そのご利益にあやかり神社などに植えられたようです。

京都にはお寺や神社がたくさんあるので、ナナカマドを探しに出かけてみようかな。


一筆でグラデーションが出るように、薄い朱色→濃い朱色→茶色の順で色を筆にとり、出来るだけ色が混ざらないように描きました。

筆先を葉先に向けたり。根元に向けたり、緑や黄色の葉も混ぜて描いて、ナナカマドらしくしてみました。


筆に取る色や順番を変えることで色々な紅葉を表現できますので、これからどんどん色づく木々達を描いてみましょう!

追記:紅葉狩りの『狩り』は、手に取り眺めるという意味だそうです。

2017年10月10日火曜日

水彩一筆絵手紙【牛蒡】 鶴の一声で決定です。


長年教室をやっていると、一つだけですが大変な事があります。

10年以上通っている生徒さんのお手本を、あれにしようかこれにしようかと話し合っても、さすがにネタが尽きてなかなか決まらないことです。

今回そんな中、俳句が趣味な生徒さんの、ふとした一言

『私、牛蒡引くっていう季語が好きなの。』

この鶴の一言でお手本が決まりました。

というわけで、今回は牛蒡(ごぼう)に決定。

牛蒡の土感を出したいので、今回は輪郭をグリースペンシルで描きました。

黒い大地からごぼうを引っこ抜いた感じが出ていませんか?

彩色は元気よく、焦げ茶色でざっと全体に色を入れ、

濡れている間に中淡墨でメリハリを付けます。

輪郭からはみ出しても良いですよ。

2016年9月24日土曜日

水彩一筆画【野葡萄】 美しい実の色は虫が染めた



お彼岸過ぎると涼しくなってきますね。久しぶりの更新となってしまいました。

今日の絵は、野ぶどう。山野はもちろん街中でも見ることができます。

野ぶどうの実は、自然物とは思えない程色とりどりで、驚くほど綺麗です。

ですが、本来の野ぶどうの実の色は白色。

この美しい変色は幼虫の寄生によるものだそうで、ブドウタマバエ、ブドウガリバチなど蠅や蜂の一種が卵を産むらしいのです。

ただ・・私も「虫こぶ」とは知らず、実を集めたり潰したりしたことがありますが、虫はいなかったような・・。野ぶどうの実はこれから。今秋に確かめてみたいです。

描き方のコツは、・・蔓ものは大体そうですが、7割程度の葉を先に描くことです。小さい葉や端で切れる葉は、蔓の後に描きます。

蔓の色は、黄緑と赤紫を混ぜ過ぎずに描きます。赤が勝ったり緑が勝ったり色の変化のある蔓が出せます。

最後に金色で葉に虫食いを入れて野趣を出してください。


2016年7月21日木曜日

水彩画一筆で描く絵手紙【トマトときゅうり】水墨風にしてみたよ



真夏日が続いていますね、夏バテしていませんか?

夏野菜でビタミンCをたっぷり摂取して暑い夏を乗り切りましょう!

ということで、トマトときゅうりです。

トマトやきゅうりは、夏場に食べるとビタミンCを2倍以上摂取できるそうですよ。

この絵は、水墨風に色を抑えて描きます。

淡墨を含ませた筆に色を引っ掛けて描きましょう。色は抑え目に。

2016年7月14日木曜日

水彩一筆画で描く絵手紙【駒形提灯】祇園祭の山鉾を照らす御神燈です




今日7月14日から祇園祭の宵山です。厳密には宵々々山、そして15日が宵々山、17日の巡行前日が宵山と呼ばれます。

この3日間が祇園祭の最高潮。

山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れ、宵山見物の人達で通りがいっぱいにります。

山鉾に飾られる提灯は、鉾ごとにこだわりがあり、形や大きさ、デザインが少し異なります。

また、各家庭で飾られる提灯も、町内ごとで全て違うそうです。

提灯に入っている家紋のようなものは、祇園さん(八坂神社)の神紋で、二種類あり、ひとつは「左三つ巴」火の玉が三つが左回りしているような紋で、もうひとつは輪切りにした胡瓜に似た「五瓜に唐花(ごかにからはな)」という紋です。

 京都には 『 祇園祭が行なわれる七月は、胡瓜を食べない 』 という、古くから町衆の間に伝わる しきたり がありますが、この理由は、八坂神社の神紋の似ていることから。

八坂神社の祭礼である祇園祭の間に胡瓜を食べることは恐れ多いというのが理由だそうです。

現代では、割りばしに刺した丸ごと胡瓜の一本付けが露店の人気になっています。

人々はどんどん大胆不敵に…。胡瓜くらいでとめたいものです。

この絵は、筆ペンで描きました。

提灯を白く彩色する際、提灯の輪郭も塗ることで灯りを表現しましょう。神紋や文字は最後に描き入れます。


2016年7月8日金曜日

水彩一筆画法で描く絵手紙 【土用 丑の日】 うなぎの蒲焼はさらっと描いてじゅーしぃーに!



連日の猛暑で、ややバテ気味の方も多いのではないでしょうか?

そんな時は、うなぎを食べてスタミナを補充したいものです。

ちなみに、今年2016年の土用丑の日は7月30日です。

それまで我慢できそうもないので描いちゃいました。

描いたらよけい食べたくなってしまいましたけど…。

描く時のポイントは、輪郭を描かず焦げ目と焼き目のみ描き入れる事と、黒(焦げ目)茶色2種(濃い焼き目と薄い焼き目)の3色のみで描く事。

鰻の立体感や質感は、器の内側を描くことで出すようにします。最後に白で湯気と照りを入れます。

漆の器は、輪郭を取った後、大きな筆で一筆で彩色します。

外側は黒のみ、内側は赤に黒を引っ掛けた筆の先で鰻の輪郭をなぞるように一筆で。

2016年7月7日木曜日

水彩一筆画で描く絵手紙 【長刀鉾とヒオウギ】 京都の風物詩 祇園祭

 
 
京都のお祭りといえば、夏の祇園祭。
 
この時期、四条界隈に行くと雑踏に混じって「コンチキチン」と、お囃子の練習が聞こえてきます。
 
毎年「くじ取り式」で山鉾巡行の順番を決めるのですが、「くじ取らず」と呼ばれる順番の決まった山と鉾があり、絵にある長刀鉾(なぎなたほこ)は、そのひとつで先頭を行きます。
 
そして、この花の名前は緋扇または檜扇(ヒオウギ)といって、葉が扇の形をしているところから名前が付いたアヤメ科の花です。
 
ヒオウギは、古代、悪霊退散に用いられたことから、疫病の流行から悪霊の怒りを鎮める為に始められた祇園祭の祭花として用いられ、今でもこの時期には京都のあちこちに飾られています。
 
今日の絵は、半紙などの薄い紙に書いた絵をちぎって葉書に貼り付けました。
 
絵の周りを薄い青でぐるっと濡らし、ちぎり、しっかり乾かした後のりで貼り付けます。